衝撃の新人バンド女王蜂の色気の次元が違いすぎる件。 : Yumenohotcakeのブログ。
また、3月2日の新アルバム発表をひかえて、いよいよ動きが活発になってきました~
下のリンク先は、新アルバムのプロモ映像なんですけど、
ハッキリ言って・・・怖すぎるわ!
(職場で開いてしまったことをマジで後悔している・・・)
↓「魔女狩り」予告映像 ※音量に注意!
いずれにせよ、これら女王蜂をめぐる一連のプロモーション。
いちいち露出がかっこいいし、正直すごく"上手い"気もするし。
かなりの手練手管が関与している風にも見受けられる。
でも・・・、です。
数少ないとは言え、過去のライヴ映像やら雑誌のインタビューを見ると、どうもプロデューサー云々とは次元の違う事態(事態?「才能」、と言ってもいいかも)が同時に進行している、としか思えないんですよね。いや、そもそも本当にそんな指揮してる的な人がいるのかしら?
と言うのもですね、ちょっとこれ見てもらえます?
YOUTUBEで見つけた1年ほど前のライヴ映像。
つまり、メンバー全員が高校生の時ってこと。
・・・いやあ、マジでどう思います?(00:13あたりから約30秒)
ヒップを行う
NERIさんというブロガーが、女王蜂の過去の映像を見て、このように言っている。(↓ V-STYLE MUSIC&CULTURE REVEW「根の深い負け癖」
)
≪ちょっと、これホントに17,8の子なの?同年代のそこらのションベン臭いバンドとは色気の次元が違う。コメントにもあるけど、村八分的な色気だ。≫
ホントその通りだと思う。色気の次元が違いすぎる。
その証拠に・・・ってわけじゃないけど、この「色気」問題に関して大変首肯させてくれる、すばらしいインタビュー記事を発見しました。去年買った『TRUSH-UP!』(VOL.7)という雑誌を眺めていたら、ななんとヴォーカル・アヴちゃんの
超ロングインタビューが載ってるじゃないですか!
『TRUSH-UP!』すごい!(しかも取材時期が去年の8月って!w)
この記事を一読してまず感じるのは、彼女たちのかなり異様とも思える
「底知れない表現への欲求」だ。
≪―結成当時はどんな活動をしてたんですか?
30日で太ももにインチを失うする方法
1番最初、ライヴハウスに出る前は三井住友銀行前の路上で今ベースのやしちゃんと一緒にライヴをしてて。なんか、誰も立ち止まらんねんけど、みんな振り返るっていうのをしてて、やしちゃんその時は 木魚叩いてた んやけど。それで私が ぬいぐるみを引き千切りながら歌う っていうのを2人組でしてて・・・(略)≫
WWW で、その後ライヴハウスでの活動を開始したようだ。ところが・・・
≪ブチ切れてたし、ライヴ中に幽霊出てたし、 召喚しとったし。最初はテーマが"梅毒"とか"交通事故"とか曲名もそうやけど、なに?もう怒りしかなくて、私たちの中に。 「ええやん」って褒めてくれる子も「なんかムカツク!」みたいな。 静かにしてほしくて、みんなに。ライヴハウスもあんまり好きじゃなかったし。でも、発表する場ってライヴハウスとかしかないから。踊ってる人とかも嬉しくなくて、 とにかく静かにしてほしくて。
―アハハハハ!すごいですね≫
確かにこの心理はすごい(笑)
でも、インタビューを読み進めると、いわゆる「怒れる若者」的な類とはかなり異質なバンドの姿が浮かび上がってきて、非常に興味深い。
もう痛みません
≪とりあえず女王蜂はスタジオに入ると3時間入ったら 1時間はダンスに費やすねやんか。ずっと、そういう曲をかけまくって踊りまくるっていう。全員で終始爆音で洋楽とかかけて踊りまくる。なんか憑依する為?すごい汗めっちゃ出て、疲れてんねんけど、ライヴはうまくいくっていうか、・・・(中略)・・・1時間練習してダンス1時間やってまた1時間練習するときもあれば、踊りフィニッシュのときもあるし。≫
インタビュアーの人も言ってるけど、こんなエピソードは聞いたことがない。
ただ、彼女たちのライヴを見て誰もが感じる「揺るぎなさ」って言うか、「板についた感じ」って言うのか、あの強烈な肉体性を前にすれば、不思議と納得させられるエピソードではある。
実際ステージに懸ける欲求は、ちょっともう、インディーズの域を完全に超えちゃってるって言うか。
だって、「ライヴハウスを改造してキャットウォークを作る」とか、その両側に「お立ち台を作る」とか、そんなことをただ夢想するんじゃなくて、きちんと実現してるんだもの。(それを許すライヴハウスもすごいけどw)
とにかく、そんな彼女たちが明日、初めての単独ライヴを披露してくれるのだ。
そんなのもう、楽しみに決まってますよね?
・・・とまあ話が逸れてしまったが、彼女たちの色気の次元が違いすぎる件について、もう少し。
インタビュー中、アヴちゃんがアートやパフォーマンスに関して述べた持論の中に、このバンドの本質と言うか、秘密の一端が垣間見えるコメントがあったので、最後にそれを紹介します。
このコメントは「早熟な10代」なんてレベルじゃないと思うんだよね。
(とにかくすばらしいインタビュー記事だったので、実際の購入をオススメします。)
≪お金とかそういうものを全てパフォーマンスやアートにつぎ込んだら、人はどうなるんだろう?って私は思う。 愛に対して負け犬でありたいし。負け犬でいいし。 いろんな人が寄ってきても、それを選ぶだけの人間にはなりたくないし。ホントに自分たちを磨き上げていったら最後どうなるんだろう?って思う。ホントそれこそ1つのドラマじゃない?≫
0 コメント:
コメントを投稿